明後日(読み)アサッテ

デジタル大辞泉 「明後日」の意味・読み・例文・類語

あさって【明日】

《「あさて」の音変化》
明日の次の日。みょうごにち。
見当違いであること。向くべき方向判断を誤っていること。「明後日の方向に走り出す」「明後日の方を向く」
[類語](1明後日翌翌日しあさってやのあさって

みょうご‐にち〔ミヤウゴ‐〕【明後日】

明日の次の日。あさって。「試験明後日に延期する」
[類語]翌翌日あさってしあさってやのあさって

あさて【明日】

あさって」に同じ。
「―ばかりに(出立ト)なりて」〈明石

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「明後日」の意味・読み・例文・類語

あさって【明後日】

〘名〙 (「あさて」の変化した語)
① あすの次の日。みょうごにち。〔文明本節用集(室町中)〕
浮世草子・好色一代男(1682)七「大坂をつれなくあさってのぼると」
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一一「あしたの朝迄でも、あさっての朝まででも」
② (染物天候に左右されたため) 注文を受けた品物がのびのびになった紺屋(こうや)期日の言いわけにいう語。転じて、約束の期日の当てにならないこと。紺屋のあさって。
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第一二「あんな日和は空にしられぬ あさってといふかと思へば染物屋」
③ (多く「あさっての方向」の形で) 全く見当違いの方向。
※草のつるぎ(1973)〈野呂邦暢〉一「手榴弾はあさっての方向にとばしてしまい」

あさて【明後日】

※宇津保(970‐999頃)吹上上「あさてばかり、いと興ある所の侍るなる、見給に罷り出で立つを」

みょうご‐にち ミャウゴ‥【明後日】

〘名〙 明日の次の日。あさて。あさって。明明日
名語記(1275)一〇「明後日をあさてといへる」

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