明兼(読み)あかしかねる

精選版 日本国語大辞典 「明兼」の意味・読み・例文・類語

あかし‐か・ねる【明兼】

〘他ナ下一〙 あかしか・ぬ 〘他ナ下二〙 一夜を過ごすことができない。
万葉(8C後)一〇・一九八一「霍公鳥(ほととぎす)来鳴く五月短夜もひとりしぬれば明不得(あかしかねつ)も」
※宇津保(970‐999頃)蔵開下「ちかくてもみぬまもおほくありしかどなど春の夜をあかしかねつる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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