旭日大綬章(読み)きょくじつだいじゅしょう

勲章・褒章がわかる事典 「旭日大綬章」の解説

きょくじつだいじゅしょう【旭日大綬章】

日本の勲章の一つで、旭日章の最高位。2002年(平成14)8月の閣議決定「栄典制度の改革について」で制定された。それ以前は、明治期に確立した勲章制度により勲一等旭日大綬章とされていた。翌2003年5月の閣議決定「勲章の授与基準」によれば、旭日大綬章の対象者は、「内閣総理大臣、衆議院議長、参議院議長又は最高裁判所長官の職にあって顕著な功績を挙げた者」とされており、さらに「国務大臣内閣官房副長官、副大臣、衆議院副議長、参議院副議長又は最高裁判所判事の職(これらに準ずる職を含む)にあって顕著な功績を挙げた者」を1ランク下の旭日重光章またはこの旭日大綬章の対象としている。ただし、実際の受章者には、功績の顕著な県知事や大企業経営者、労働組合幹部なども含まれている。授与式は皇居正殿松の間で行われ、天皇が勲章を親授する(親授式)。◇英訳名はGrand Cordon of the Order of the Rising Sun。

出典 講談社勲章・褒章がわかる事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android