旬月(読み)じゅんげつ

精選版 日本国語大辞典 「旬月」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐げつ【旬月】

〘名〙
① 一〇日あるいは一か月。転じて、わずかの年月。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
※業鏡台(1394‐1428頃)作州高福寺紀「不旬月頃、肌体鮮健、無復瘢痕云」 〔後漢書‐楊賜伝〕
② まる一か月。また、月余
古事談(1212‐15頃)三「長和五年夏、炎旱渉旬月
③ 一〇か月。〔布令必用新撰字引(1869)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「旬月」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐げつ【旬月】

10日間、あるいは、1か月。転じて、わずかな日数。「旬月かんに迫る」
10か月。「はや旬月を経る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「旬月」の読み・字形・画数・意味

【旬月】じゆんげつ

十日から一ケ月。〔三国志、魏、涼茂伝〕時に泰山に盜多し。を以て泰山太守と爲す。旬、襁(きやうふ)して至る千餘家。

字通「旬」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android