早坂高原(読み)ハヤサカコウゲン

デジタル大辞泉 「早坂高原」の意味・読み・例文・類語

はやさか‐こうげん〔‐カウゲン〕【早坂高原】

岩手県北部にある起伏のゆるやかな高原。早坂峠(標高約900メートル)を中心とした一帯シラカバシナノキが点在する。レンゲツツジ群落も見られる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「早坂高原」の意味・わかりやすい解説

早坂高原
はやさかこうげん

岩手県中部,北上高地の代表的高原で,隆起準平原をなす。盛岡市岩泉町境界にある早坂峠 (916m) を中心に,北に上明神岳,南に大森山を控えたゆるやかな起伏に富んだ大草原。シラカバの林,レンゲツツジの群落,ウシ放牧など牧歌的高原風景が展開。外山早坂高原県立自然公園に指定され,盛岡から外山ダム,岩洞ダム,早坂峠を経て岩泉町の龍泉洞を結ぶ JRバスが通る。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「早坂高原」の意味・わかりやすい解説

早坂高原
はやさかこうげん

岩手県北部、盛岡市(もりおかし)と下閉伊(しもへい)郡岩泉町(いわいずみちょう)との境にある早坂峠(916メートル)を中心とする高原。南北8キロメートル、東西1.5キロメートル。南に大森山(1005メートル)、北に上明神(かみみょうじん)山(1118メートル)を控え、緩やかな起伏をなしているが、東側、西側はV字状の谷をつくる。シナノキの巨木、シラカバ、カラマツ林に彩られ、一部にレンゲツツジの大群落がある。外山(そとやま)早坂高原県立自然公園の一郭。盛岡駅からバス便がある。

[金野靜一]

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