旧林家住宅(読み)きゆうはやしけじゆうたく

日本歴史地名大系 「旧林家住宅」の解説

旧林家住宅
きゆうはやしけじゆうたく

[現在地名]干潟町長部

大原幽学おおはらゆうがく史跡公園内にある。江戸時代匝瑳そうさ十日市場とおかいちば(現旭市)名主を勤めた林家の住宅。県指定文化財。天保(一八三〇―四四)末頃六代目当主林伊兵衛が大原幽学の指導を受けて建築したという伝承が同家に受継がれていたが、昭和五三年(一九七八)から五四年にかけて行われた解体工事の際、部材に「天保十五辰年十月廿六日網戸下宿大工久右衛門記之」という墨書が発見され、建築年代については立証された。様式は下総地方に多い草葺の寄棟造であるが、桁行八間・梁間五間の母屋部分だけでなく、桁行四間・梁間三間の客座敷部分が付属している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「旧林家住宅」の解説

旧林家住宅

長野県岡谷市にある住宅。明治時代の製糸家・実業家、林国蔵の邸宅。主屋、離れ洋館などが国の重要文化財に指定されている。

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