旧時(読み)きゅうじ

精選版 日本国語大辞典 「旧時」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐じ キウ‥【旧時】

〘名〙 過ぎ去った昔。以前。往時。もと。
※文華秀麗集(818)中・奉和長門怨〈巨勢識人〉「唯余旧時賞、猶入夢中看」
※文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉四「百般の需要一時に起て又旧時の粗野を甘ずる者なし」 〔岑参‐山房春事詩〕

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デジタル大辞泉 「旧時」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐じ〔キウ‐〕【旧時】

過ぎ去った時。昔。往時。「旧時を回想する」
[類語]一昔過去以前かつ在りし日往年往時往日昔日せきじつ昔時せきじ昔年せきねん往昔おうせき往古古昔こせきいにしえ古くそのかみ当時前前かねてかねがね何時か既往これまで従来従前し方先年当年一時一頃その節先に当時古来あらかじめ前以て年来旧来在来その昔太古千古大昔

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普及版 字通 「旧時」の読み・字形・画数・意味

【旧時】きゆう(きう)じ

昔。〔後漢書、光武十王、東平憲王蒼伝〕、衞士を南宮にし、因りて皇太后に從ひて掖池閣を行し、乃ち陰太后の時のし、愴然として容を動かせり。

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