日本電気(読み)にっぽんでんき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本電気」の意味・わかりやすい解説

日本電気
にっぽんでんき

通信・電子機器の総合メーカー。半導体,通信機器,コンピュータでは業界第1位,衛星通信の地上局建設では世界第1位の実績をもつ。 1899年アメリカのウェスタン・エレクトリックの協力で設立,1943年住友通信工業と改称したが 45年再び現社名に変更した。 50年 ISE (ウェスタン・エレクトリックの子会社) と技術提携,翌 51年資本提携も復活させ,53年家電部門を分離して新日本電気 (現在の日本電気ホームエレクトロニクス) を設立,さらに日本電気工事を設立。 92年呼称を NEC (エヌイーシー) にする。 99年 DRAMで日立と提携,合弁会社を設立。売上構成比は,通信機器 33%,コンピュータ 45%,電子デバイス 22%,ホームエレクトロニクスほか1%。年間売上高4兆 7594億 1200万円 (SEC方式。うち輸出 21%) ,資本金 2303億 2700万円,従業員数3万 8791名 (1999) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

線状降水帯

線状に延びる降水帯。積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらす。規模は、幅20~50キロメートル、長さ50~300キロメートルに及ぶ。台風に伴って発達した積乱雲が螺旋らせん状に分布する、アウターバンドが線状...

線状降水帯の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android