日本講道会(読み)にほんこうどうかい

世界大百科事典(旧版)内の日本講道会の言及

【西村茂樹】より

…79年東京学士会院会長となり,80年文部省編集局長となって儒教的な教科書《小学修身訓》を刊行した。84年東京修身学社を日本講道会と改称して会長,86年宮中顧問官となり,森文相より帝国大学総長就任を要請されたが,辞した。同年〈日本道徳論〉を講演し,翌87年これを出版して各省大臣や知友に配布し,欧化政策を批判するとともに法や制度のみに目を奪われない忠孝道徳の高揚を力説した。…

【日本弘道会】より

…明治期に創設された社会教化団体。西村茂樹が1876年に東京修身学社を創設し,84年に日本講道会と改称したものを,さらに彼が《日本道徳論》を発表してほどない87年9月に改組したもの(会長西村茂樹)。〈形而上ノ理ヲ究メ〉〈道徳ノ教ヲ弘ム〉ることを目的として,〈講義,演説,著述,翻訳,問答〉をおもな事業とした。…

※「日本講道会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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