日本私立大学団体連合会(読み)にほんしりつだいがくだんたいれんごうかい

大学事典 「日本私立大学団体連合会」の解説

日本私立大学団体連合会
にほんしりつだいがくだんたいれんごうかい

私立大学の連合体が複数ある状況を踏まえて,加盟団体に共通した重要事項に関する意思統一・決定機関および加盟団体を対外的に代表する機関として,1984年(昭和59)4月に設立された。2017年(平成29)6月現在,日本私立大学協会(385法人・407大学),一般社団法人日本私立大学連盟(109法人・123大学)から構成されており,私立大学全体の約9割が加盟している。「活力溢れた多様な人間の育成と新しい多様な価値の創造」を基本理念としており,事業としては私立大学(団体)の教育・研究の質的向上のための交流促進,文教政策に関わる私大側の要請・統一見解の決定,補助金等の要求と分配方式の策定,管理運営の適正化の促進が想定されている。なお設立時は私立大学連盟,私立大学協会および1951年設立の私立大学懇話会によって構成されていたが,84年11月に日本私立大学振興協会が加入し,その後私立大学懇話会が86年に解散,さらに日本私立大学振興協会が2014年に解散したため,現在の構成となっている。
著者: 沖清豪

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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