日本母親大会(読み)にほんははおやたいかい

百科事典マイペディア 「日本母親大会」の意味・わかりやすい解説

日本母親大会【にほんははおやたいかい】

1955年ローザンヌで開かれた世界母親大会にならい,同年第1回が開催された大会子どもの幸福と婦人生活権利,そして平和を守るというテーマのもと意見交換が行われ,全体会議では生理・産時休暇の完全実施,売春禁止法制定などの要求が決議された。以後毎年開催され,フェミニズムの諸潮流を結集する形で進められている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「日本母親大会」の意味・わかりやすい解説

日本母親大会
にほんははおやたいかい

母親大会

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の日本母親大会の言及

【母親大会】より

…〈子どもの幸福を守る〉〈平和を守る〉〈婦人の生活と権利を守る〉の三つの分科会で状況報告と意見交流を行い,最終日の全体会議では,社会保障費や教育予算の増額,不良文化財の追放,生理休暇・産時休暇の完全実施,交通安全対策の推進,売春禁止法の制定,家族制度の復活反対,軍事基地の撤去,原爆被害者の援助,原水爆禁止世界大会の成功,などの13項目にわたる要求を決議した。その後,全国,地方(県・市)の大会ともに盛んになり,PTAや教育委員会も後援団体になるなど,毎年の日本母親大会の参加者は2万人に及ぶほどに普及するようになった。近代日本の女性解放運動は,封建的男女差別の撤廃をめざす,いわゆる女権拡張運動と,〈働く婦人〉の権利要求を中心とする労働運動との二つの潮流のうえに進んできたが,母親大会はその流れを一つの大きな女性解放運動に発展させたといえる。…

※「日本母親大会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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