日本板硝子(読み)にほんいたがらす

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本板硝子」の意味・わかりやすい解説

日本板硝子
にほんいたがらす

板ガラスメーカー。 1918年日米板硝子を設立し,20年近代的生産方式で操業開始。 31年現社名に変更。第2次世界大戦後残存設備を復旧,事業活動が活発となったのは 49年であった。 54年には全額出資の日本安全硝子 (1970合併) を設立し,自動車用安全硝子の生産に進出高層ビルと自動車の普及に支えられて成長は著しく,また新技術の導入,液晶用をはじめ電子関連分野の開発に成果を上げている。住友グループ系企業。売上構成比は,ガラス 54%,建築材料ほか 46%。年間売上高 2495億 2000万円 (連結。うち輸出 10%) ,資本金 408億 2300万円,従業員数 2243名 (1999) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の企業がわかる事典2014-2015 「日本板硝子」の解説

日本板硝子

正式社名「日本板硝子株式会社」。英文社名「Nippon Sheet Glass Company, Limited」。ガラス・土石製品製造業。大正8年(1919)「日米板硝子株式会社」設立。昭和6年(1931)現在の社名に変更。本社は東京都港区三田。住友系のガラス製造会社。建築用・自動車用ガラスの世界的メーカー。光製品・ガラス繊維製品なども手がける。東京証券取引所第1部上場。証券コード5202。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android