日傭取(読み)ひようとり

旺文社日本史事典 三訂版 「日傭取」の解説

日傭取
ひようとり

江戸時代の日雇労働者
日用稼 (ひようかせぎ) ともいい,「日用取」とも書く。仕事鳶口車力・米つき・かるこ(問屋などの荷を運ぶ)など力仕事が多かった。江戸では町々より日傭取を管理する日用座にその人別帳を差し出し,そこから日用札をうけ取って登録された者のみ働くことができた。

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