旗頭山古墳群(読み)はたがしらやまこふんぐん

日本歴史地名大系 「旗頭山古墳群」の解説

旗頭山古墳群
はたがしらやまこふんぐん

[現在地名]一宮町金沢、新城市八名井

豊川左岸、一宮町と新城しんしろ市の境界付近に位置し、標高一六二メートルの茶臼ちやうす山と同九八メートルの旗頭山の尾根上に分布する。四〇基以上を数えるが、すべて積石塚からなる後期群集墳。規模は一〇メートル内外の円墳で、第一七号墳のみが双墓形態で竪穴式石室を内部主体とする。その特異な墳丘の構築や密集するあり方は、被葬者集団の特殊性とともに、より強い連帯のきずなを示すものである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android