旅人宿(読み)りょじんやど

精選版 日本国語大辞典 「旅人宿」の意味・読み・例文・類語

りょじん‐やど【旅人宿】

〘名〙
旅人をとめる宿。旅籠(はたご)旅籠屋。やどや。
随筆・西遊記続編(1798)二「隈本の旅人宿に逗留せし頃」
江戸時代訴訟裁判のため地方から出府したものが泊まった公事宿(くじやど)の一つ。公事宿には、十三軒組、三十軒組、八十二軒組、馬喰町小伝馬町組の四組合があり、前三者に属するものを百姓宿、後者に属するものを旅人宿と称した。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「旅人宿」の意味・読み・例文・類語

りょじん‐やど【旅人宿】

旅館宿屋はたごや。
江戸時代の公事宿くじやどの一。馬喰ばくろう町小伝馬町組に属するもの。→公事宿

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android