施無畏の印(読み)せむいのいん

精選版 日本国語大辞典 「施無畏の印」の意味・読み・例文・類語

せむい【施無畏】 の 印(いん)

仏語右手五指を、そろえてのばしたまま肩の高さにあげ、たなごころを外に向けた印で、施無畏功徳(くどく)を示す。
地蔵菩薩霊験記(16C後)乙「勝輪地蔵は左の手に旛を掛け右の手に施無畏(セムイ)の印を作て修羅道を化す」 〔修薬師儀規布壇法〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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