新調(読み)しんちょう

精選版 日本国語大辞典 「新調」の意味・読み・例文・類語

しん‐ちょう ‥テウ【新調】

〘名〙
① 新しい楽曲調べ
菅家文草(900頃)一・奉和執金吾相公弾琴之什「古人看有象、新調聴無淫」
② (━する) 新しくととのえこしらえること。また、そのもの。
※新札往来(1367)下「袍裳・紫甲・青甲表袴〈略〉等。可新調候」
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉七「何の故にこんな大きな机を新調して」
③ 新しい調子。
東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉初「方今開化の新調に云はずや、娼妓の情無き信(まこと)に然るに非ず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「新調」の意味・読み・例文・類語

しん‐ちょう〔‐テウ〕【新調】

[名](スル)
新しく作りととのえること。また、そのもの。「スーツ新調する」
新しい調子。特に、音楽の新しい調べ・楽曲。新曲
[類語]新しいあら新規さら新型新式新来新手あらて新作新造試作

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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