新聞活字(読み)シンブンカツジ

デジタル大辞泉 「新聞活字」の意味・読み・例文・類語

しんぶん‐かつじ〔‐クワツジ〕【新聞活字】

新聞印刷用の活字。縦の大きさが横の大きさの約0.8倍で、号数系にもポイント系にもよらない特殊寸法の平体活字。

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精選版 日本国語大辞典 「新聞活字」の意味・読み・例文・類語

しんぶん‐かつじ ‥クヮツジ【新聞活字】

〘名〙 一般に使用される活字に対して、特に新聞だけに使われる活字をいう。一般の和文活字は、縦横同寸の全角活字だが、新聞活字の場合は、縦〇・〇八八インチ(二・二三五ミリメートル)、横〇・一一〇インチ(二・七九四ミリメートル)の扁平活字を基本とし、その一・五倍、二倍三倍、四倍、五倍、六倍、七倍、八倍などのものがある。

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世界大百科事典(旧版)内の新聞活字の言及

【活字】より

…和文活字は大きさと幅が等しいのがふつうであるが,欧文活字では幅は文字によって違っている。 現在,日本で使われている和文活字の大きさの系列には,JISで制定されているポイント活字をもとにしたポイント系列のほか,号数系列(号数活字),新聞活字系列の3種がある。ポイントは活字の大きさを示す単位で,日本は1ポイント=1/72インチ=0.3514mmとするアメリカ式ポイント制を採用しているが,ヨーロッパでは1ポイント=0.3759mmとするディド式ポイント制(フランスのF.A.ディドの考案による)がある。…

※「新聞活字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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