新皇・新王(読み)しんのう

精選版 日本国語大辞典 「新皇・新王」の意味・読み・例文・類語

しん‐のう ‥ワウ【新皇・新王】

〘名〙 (「しんおう」の連声)
① 新しく皇位王位についた人、または、つくべき人。新帝。
今昔(1120頃か)三「君は父の大王して新王と成れ」
② (新皇) 朱雀天皇の天慶二年(九三九)、平将門が、常陸下野上野(現在の茨城栃木、群馬各県)などの国府を占拠した後、京の「本天皇」に対して、東国の支配者として自称したという称号
将門記(940頃か)「自ら製して謚号(いみな)を奏し、将門を名づけて新皇と曰ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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