新田野目村(読み)あらたのめむら

日本歴史地名大系 「新田野目村」の解説

新田野目村
あらたのめむら

[現在地名]福島市小田おだ

小倉おぐら村の東に位置し、北は前田まえだ村、東から南は平沢ひらさわ村。東寄りをにごり川が北東流する。天明(一七八一―八九)頃までは荒田野目と記された。村名は田地を開発した所が荒地となり、再び開発したことに由来するという(信達一統志)。天文七年(一五三八)の段銭古帳には信夫名倉しのぶなぐら方のうちに「御中館へひけ申候」と注記して「あらとのめ」とみえ、段銭は二貫七〇〇文。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録では高二六八石余。近世初期の邑鑑によると高二六九石余、免一ツ六分、家数一八(役家二・肝煎一・脇家一五)、人数五一、役木として桑・楮各少しがある。米沢藩領時代の古高四七三石余、幕府検地による新高四〇三石余(古高新高帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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