新涼(読み)しんりょう

精選版 日本国語大辞典 「新涼」の意味・読み・例文・類語

しん‐りょう ‥リャウ【新涼】

〘名〙 初秋の頃の涼気。秋の初めの涼しさ。《季・秋》
※不二遺稿(1424頃)中・新涼「西風吹雨入前庭、送得新涼枕屏」 〔韓愈‐符読書城南詩〕

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デジタル大辞泉 「新涼」の意味・読み・例文・類語

しん‐りょう〔‐リヤウ〕【新涼】

秋の初めの涼しさ。初秋の涼気。 秋》「―や仏にともし奉る/虚子
[類語]涼しさ・涼感涼気涼しい爽涼清涼冷涼秋冷涼むすずやかさわやか涼味秋涼秋気

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普及版 字通 「新涼」の読み・字形・画数・意味

【新涼】しんりよう

初秋の涼気。唐・韓〔符、書を城南に読む〕詩 時秋にして、積雨霽(は)れ 新涼郊墟に入る 燈火稍(やうや)く親しむべし 、卷舒(くわんじよ)すべし

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