新株落ち(読み)シンカブオチ

デジタル大辞泉 「新株落ち」の意味・読み・例文・類語

しんかぶ‐おち【新株落ち】

株主割当増資の場合、増資新株の割当日が経過し、旧株に割り当てられる新株の取得権利がなくなること。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「新株落ち」の意味・わかりやすい解説

新株落ち
しんかぶおち

権利落ち(旧株式に割り当てられる株式などの引受けの権利)のうち、とくに新株引受権のなくなった状態をいう。

[編集部]

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世界大百科事典(旧版)内の新株落ちの言及

【権利落ち】より

…増資による新株式や子会社株式の割当ての権利,あるいは配当,株主優待権(〈株主〉の項参照)などを受け取る権利がなくなった状態をいう。このうち新株式引受けの権利がなくなった場合は,とくに〈新株権利落ち〉〈新株落ち〉あるいは〈増資権利落ち〉とも呼ばれる。また配当を受け取る権利がなくなった場合は〈配当落ち〉とも呼ばれ,狭義の権利落ちには含めない。…

【新株発行】より

…したがって,割当日(実際には受渡期間を計算に入れて普通取引ではその4日前)を過ぎると,旧株の市価は新株のプレミアム分だけ安くなる。これを権利落ちまたは新株落ちという。これに対して,株式譲渡を制限している会社では,株主は原則として,法律上当然に新株引受権を有する(商法280条ノ5ノ2)。…

※「新株落ち」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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