新木(読み)にゅうぎ

精選版 日本国語大辞典 「新木」の意味・読み・例文・類語

にゅう‐ぎ【新木】

〘名〙 (「にいぎ」の変化した語か) 正月門口に立てる割り木。本来は正月用の薪だが、鬼を追い払うなど呪的な意味も持つようになった。墨で一二本または一三本の横線を書いたり、「十二」の文字を書いたりする。鬼木鬼打木

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デジタル大辞泉 「新木」の意味・読み・例文・類語

にゅう‐ぎ【新木】

年木としぎの一。小正月に門口に立てて置く割り木。十二月と書いたり、12本の横線を書いたりする。御新木おにぎ鬼打ち木

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盆栽用語集 「新木」の解説

新木

山採り後で仮植え中のものや、畑上げものなどでまだ手を入れられていない、これから本格的に樹づくりを始めようという段階素材のこと。

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世界大百科事典(旧版)内の新木の言及

【サンゴ(珊瑚)】より

… サンゴが着生する岩礁,広い意味ではサンゴ採取の海域を,水深に関係なく曾根(そね)と呼び,底引網の一種であるサンゴ網を使ってサンゴ原木が採取される。原木は採取時の状態によって,(1)海底に着生し,サンゴ虫が木に付着して成育している〈生木(なまき)〉または〈新木(しんき)〉,(2)木は海底に固着しているが,サンゴ虫はすでに枯死している〈枯木(かれき∥しやれぎ)〉,(3)海底に倒れて,木の外部が腐食をうけている〈落木(おちぎ)〉の三つに分類される。 宝飾用に使われるサンゴは八放サンゴ類のうちの〈貴重サンゴ(いわゆる本サンゴ)〉で,色合いによって,赤色,桃色,白色に三大別される。…

※「新木」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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