新写実主義（読み）しんしゃじつしゅぎ

精選版 日本国語大辞典

しん‐しゃじつしゅぎ【新写実主義】

〘名〙 写実主義をさらに徹底させ、表面的な描写にとどまらず性格解剖、心理分析を深めて人生の内面的真理を把握しようとする文芸上の一主張。ベルクソンの創造説や、オイケンの生命哲学などに影響されるところが大きく、一九世紀的リアリズムに対して、二〇世紀初頭のフランス文学についていうことが多い。ネオ‐リアリズム。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

新写実主義
しんしゃじつしゅぎ

「ネオレアリスム」のページをご覧ください。

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世界大百科事典（旧版）内の新写実主義の言及

【中国文学】より

…76年10月，いわゆる〈四人組〉が追放され，文化大革命が終息を告げると，文芸界では〈第二の解放〉という声があがった。やがて，80年代に入ると，新中国成立以後，事実上タブーであった人道主義や愛をテーマに，現実を鋭くえぐった〈新写実主義〉と呼ばれる作品が張潔，諶容，白樺，戴厚英などによって書かれた。詩の分野では〈朦朧詩〉と呼ばれる前衛詩の試みがなされた。…

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出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」