斯許(読み)かばかり

精選版 日本国語大辞典 「斯許」の意味・読み・例文・類語

か‐ばかり【斯許】

〘副〙 (副詞「か」に助詞「ばかり」が付いてできたもの) 身近な事態を現実的、限定的にとらえ、それを程度視点から指示する。「ばかり」の働き次第で、程度をはなはだしいものととらえるか、それほどとはとらえないかの差が生じる。これぐらい。これほど。
※竹取(9C末‐10C初)「かばかり守る所に、天の人にも負けむや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android