斯は(読み)かくは

精選版 日本国語大辞典 「斯は」の意味・読み・例文・類語

かく【斯】 は

(「は」は助詞)
① 「かく(斯)」に提示の意を加える。このようには。こうは。
土左(935頃)承平五年一月七日「ゆくひともとまるもそでのなみだがはみぎはのみこそゐれまさりけれ、となんよめる。かくはいふものか」
② こうして。すなわち。
読本椿説弓張月(1807‐11)続「しからば王の寿命天地とともに等しく、国豊に民安かるべし。かくは験を見給へ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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