断断（読み）だんだん

精選版 日本国語大辞典

だん‐だん【断断】

〘形動タリ〙

① 一つのことに専心するさま。また、一つのことを守って変えないさま。

※解体新書（1774）凡例「余之不才、断断無_二他技_一。唯独於_二斯業_一、専精得_二以明_一レ之」 〔書経‐秦誓〕

② 態度が非常につよく、きっぱりとしているさま。断乎。断然。

※戦後の文学（1895）〈内田魯庵〉「世界の極東に此断々(ダンダン)として善を守る大いなる国民あるを」

③ きれぎれであるさま。〔音訓新聞字引（1876）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【断断】だんだん

専ら。〔書、秦誓〕如(も)し一介の臣り、斷斷猗(だんだんい)として他技無く、其の心休休焉として能く容るるらば～黎民亦た、(ここ)に利らんかな。

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出典　平凡社「普及版 字通」