斗南の一人(読み)トナンノイチニン

デジタル大辞泉 「斗南の一人」の意味・読み・例文・類語

斗南となん一人いちにん

《「唐書狄仁傑伝から》天下第一の人。天下に並ぶ者のない人。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

故事成語を知る辞典 「斗南の一人」の解説

斗南の一人

この世界でただ一人の、すぐれた存在

[由来] 「新唐書てきじんけつ伝」に出て来るエピソードから。七世紀、唐王朝の時代の中国政治家、狄仁傑は、学識と誠実さとで、まわりの人々から高く評価されていました。彼らは常々、「狄公の賢は、北斗以南、一人のみ(狄さんは、北斗七星より南には一人しかいないほど賢い人だ)」とうわさし合っていたということです。なお、北斗七星より南とは、この世界全体のことです。

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