斎藤弥九郎(2代)(読み)さいとう やくろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「斎藤弥九郎(2代)」の解説

斎藤弥九郎(2代) さいとう-やくろう

1828-1888 幕末-明治時代の剣術家。
文政11年7月生まれ。初代斎藤弥九郎の長男。父に剣術をまなぶ。長門(ながと)(山口県)萩(はぎ)藩の明倫館でおしえ,文久3年幕府講武所の剣術教授方となる。のち歩兵差図役などをつとめた。維新後は製茶業で失敗。東京集治監看守長となる。明治21年8月5日死去。61歳。江戸出身。名は竜善。通称ははじめ新太郎。号は東洋,子淵,雲水老樵。
格言など】この藩の剣術は,黄金の鳥籠に雀を飼っているようなものだ(萩城下で藩士たちの稽古を見ての評)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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