斎粥(読み)さいしゅく

精選版 日本国語大辞典 「斎粥」の意味・読み・例文・類語

さい‐しゅく【斎粥】

〘名〙 (「斎」は中食、「粥」は朝食の意) 仏語仏家で朝と昼に食べる食事。また、法会のおり、供される食事。
※永平道元禅師清規(13C中)典座教訓「打翌日斎粥之物料。所謂米菜等也」

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普及版 字通 「斎粥」の読み・字形・画数・意味

【斎粥】さいしゆく

法会のかゆ。

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世界大百科事典(旧版)内の斎粥の言及

【喝食】より

…〈かっしき〉〈かつじき〉〈かしき〉ともいう。禅院での朝昼食事(斎粥(さいしゆく)という)時において,行者(あんじや)が衆僧に浄粥(じようしゆく)・香飯香汁(きようはんきようじゆ)・香菜(きようさい)・香湯・浄水などと食物の種類や,再進(さいしん)・出生(すいさん)・収生(しゆうさん)・折水(せつすい)など食事の進め方を唱えること。またその役名を喝食行者と称し,喝食と略称される。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」