斎宮司(読み)さいぐうし

精選版 日本国語大辞典 「斎宮司」の意味・読み・例文・類語

さいぐう‐し【斎宮司】

〘名〙 斎宮寮前身。〔続日本紀‐大宝元年(701)〕

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世界大百科事典(旧版)内の斎宮司の言及

【斎宮】より

… 斎王には五位官の命婦と女孺,乳母など四十数名の女官がつく。群行の直前に開設される斎宮寮は,当初,斎宮司であったが,701年(大宝1)に寮に準ぜられ,728年(神亀5)には従五位官の頭以下,助,大允,少允,大属,少属各1と使部10の計16名による寮と,従七位官の中臣以下の主神司をはじめ,舎人,蔵部,膳部,炊部,酒部,水部,采部,殿部,薬部,掃部の計11司91名,寮司あわせて107名の定員が定められ,平安朝では門部,馬部の2司が加えられた。斎宮の財政運営は《延喜式》によれば正税をはじめ東海・東山両道諸国から貢納される調庸雑物に依拠し,律令財政機構そのものであった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」