文字読(読み)もじよみ

精選版 日本国語大辞典 「文字読」の意味・読み・例文・類語

もじ‐よみ【文字読】

〘名〙
素読(そどく)
一言芳談(1297‐1350頃)上「器量あらむものは、如形往生要集のもじよみ風情の事をもて〈略〉時々はくり見るべき也」
漢字熟語を直訳的に訓読すること。「念珠」を「おもいのたま」、「鶏林」を「とりのはやし」とよむ類。
書籍をよく読むこと。また、その人。
随筆独寝(1724頃)上「田原屋の左七はこきうをよく引のみか、文字よみも有」

もんじ‐よみ【文字読】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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