敷わら(読み)しきわら

世界大百科事典(旧版)内の敷わらの言及

【敷草】より

…作物間の土壌表面を被覆するために用いる稲わら,麦わら,刈草,堆肥などの総称。マルチの一種である。土壌の侵食防止,土壌水分の保持,地温の調節,雑草の発生防止などを目的とするが,施された有機物は徐々に分解して肥料の補給源ともなる。敷草は主作物の条間にあらかじめ牧草や青刈り用作物などを栽培しておき,適当な時期に刈り取って主作物の条間に敷く場合と,圃場(ほじよう)外から搬入する場合とがある。コンニャク植付け予定圃場にあらかじめエンバクを栽培しておくのは前者の例であり,果樹園や桑園などで用いられる稲わらや堆肥などは後者の例である。…

※「敷わら」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」