敵対(読み)てきたい

精選版 日本国語大辞典 「敵対」の意味・読み・例文・類語

てき‐たい【敵対】

〘名〙 相手を敵とみなして、はむかうこと。敵視してさからうこと。てむかいすること。また、その相手。はりあい。抗敵
将門記(940頃か)「敵対の心を発す」
太平記(14C後)五「親王に敵対(テキタイ)申ては、一天下の間何の処にか身を置かんと思ふ」 〔応瑒‐奕勢〕

てき‐た・う ‥タふ【敵対】

〘自ハ四〙 (「てきたい(敵対)」の動詞化) 敵として戦う。敵対する。はむかう。また、対抗する。はりあう。
史記抄(1477)一一「若魯を伐たらば、必呉と敵たわうずほどに、あぶない事ぞ」

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デジタル大辞泉 「敵対」の意味・読み・例文・類語

てき‐たい【敵対】

[名](スル)相手を敵とみなして対抗すること。敵としてはむかうこと。「二派に分かれて敵対する」「敵対心」
[類語]反感敵愾心敵意戦意対抗対決競争向かう突っかかる挑む立ち向かうかかるぶつかる対する相手取る向こうに回す向こうを張る競う比べる競合角逐かくちく勝負り合い競技プレー争う張り合うせめぎ合う渡り合う遣り合う先を争うしのぎを削る火花を散らす

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普及版 字通 「敵対」の読み・字形・画数・意味

【敵対】てきたい

対抗する。

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