敵地(読み)テキチ

デジタル大辞泉 「敵地」の意味・読み・例文・類語

てき‐ち【敵地】

敵の領地。敵の勢力下にある地域

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「敵地」の意味・読み・例文・類語

てき‐ち【敵地】

〘名〙 敵の領地。敵の占領地。また、敵の勢力の及んでいる土地。〔文明本節用集(室町中)〕
読本椿説弓張月(1807‐11)拾遺「もし敵地(テキチ)に走りて、曚雲が賊兵に捕られ」
坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉三「控所を出た時には何だか敵地へ乗り込む様な気がした」 〔後漢書‐耿弇伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「敵地」の読み・字形・画数・意味

【敵地】てきち

敵の領域。〔後漢書、呉漢伝〕吾(われ)君と共に險阻を踰越(ゆえつ)し、千里に轉戰し、在斬(ざんくわく)して、に深く地に入り、其の下に至れり。~敗の、此の一擧に在り。

字通「敵」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android