散切り物(読み)ザンギリモノ

デジタル大辞泉 「散切り物」の意味・読み・例文・類語

ざんぎり‐もの【散切り物】

歌舞伎世話狂言一種。明治初期の散切り頭洋服姿などの新風俗を取り入れたもの。明治5年(1872)から同30年代まで作られ、河竹黙阿弥の「島鵆月白波しまちどりつきのしらなみ」などが代表作散切り狂言

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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