放胆文(読み)ほうたんぶん

精選版 日本国語大辞典 「放胆文」の意味・読み・例文・類語

ほうたん‐ぶん ハウタン‥【放胆文】

〘名〙 (宋末の謝枋得が、古今の模範文を集めて、「文章軌範」を編み、学ぶべき最初部分を名づけたところから) 漢文で、字句修辞などにとらわれず、思ったことを自由に述べる文章。文章の誤りなどを気にかけず、のびのびと文章を書くために、まず学ぶべきものとされる。

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デジタル大辞泉 「放胆文」の意味・読み・例文・類語

ほうたん‐ぶん〔ハウタン‐〕【放胆文】

漢文で、修辞上の規則などにとらわれず、大胆に思いきって表現した文章。中国宋末の謝枋得が「文章軌範」で文章を分類したものの一つ。⇔小心文

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