攻落(読み)せめおとす

精選版 日本国語大辞典 「攻落」の意味・読み・例文・類語

せめ‐おと・す【攻落】

〘他サ五(四)〙 攻めて敵軍を降参させる。攻めて敵の城を取る。
※九冊本宝物集(1179頃)八「四海軍兵をととのへて、喜見城をせめおとさんとす」
源平盛衰記(14C前)二八源氏の軍兵、安宅の渡に城郭を搆といへ共、彼をも攻落(セメヲトシ)畢」

こう‐らく【攻落】

〘名〙 城や砦(とりで)を攻めておとすこと。
※おとづれ(1897)〈国木田独歩〉下「げに平壌攻落せし将軍も」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「攻落」の意味・読み・例文・類語

こう‐らく【攻落】

[名](スル)攻め落とすこと。「敵城攻落する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android