攻掛(読み)せめかける

精選版 日本国語大辞典 「攻掛」の意味・読み・例文・類語

せめ‐か・ける【攻掛】

〘自カ下一〙 せめか・く 〘他カ下二〙 進んで敵に攻めかかる。攻め寄せる。また、比喩的にある人のもとに押しかける、ある人にせがむ意にもいう。
源平盛衰記(14C前)二八平家又続て責懸(セメカケ)ければ」
良人自白(1904‐06)〈木下尚江〉前「今朝から来たい来たいと思っても種々な奴等に攻め掛けられるもんだからネ」

せめ‐かか・る【攻掛】

〘自ラ五(四)〙 敵にうってかかる。攻め寄せる。押し寄せる。
※源平盛衰記(14C前)二八「平家勝に乗て隙もあらすな者共とて攻懸(セメカカリ)たり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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