擲弾兵(読み)てきだんへい(英語表記)grenadier

翻訳|grenadier

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「擲弾兵」の意味・わかりやすい解説

擲弾兵
てきだんへい
grenadier

手榴弾を投げることを任務とした兵士。 16世紀末から現れたが,17世紀なかばのヨーロッパでは,特に背が高く,屈強な者が選ばれて,擲弾兵隊を編成した。危険も大きかったため,給与もよく,特別な待遇を受けていた。 18世紀に入ると,一時期手榴弾は使用されなくなった。その後,擲弾兵は精鋭部隊を意味するようになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android