擬古(読み)ぎこ

精選版 日本国語大辞典 「擬古」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐こ【擬古】

〘名〙 昔の風習方法などになぞらえて、そのまねをすること。特に詩文で、古体になぞらえて作ること。中国、晉の陶潜陸機に「擬古」と題する詩がある。
万葉(8C後)四・五三〇・左注「右今案此歌擬古之作也」

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デジタル大辞泉 「擬古」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐こ【擬古】

昔の風習・様式などをまねること。特に詩文で、古体になぞらえて作ること。
[類語]模造偽造偽作贋作贋造代作変造複製作り物偽物紛い物食わせ物如何様いかさまコピーイミテーションレプリカフェイク

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普及版 字通 「擬古」の読み・字形・画数・意味

【擬古】ぎこ

古人の作意作風に模して詩文を作る。〔捫蝨新話、下三〕(文章擬古)擬古の詩は、盡(ことごと)く似するよりもし。

字通「擬」の項目を見る

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