擬制(法律)(読み)ぎせい

百科事典マイペディア 「擬制(法律)」の意味・わかりやすい解説

擬制(法律)【ぎせい】

実際には違うものを法的には同一であるかのようにみなして,同一の法的効果を与え,反証を許さないこと。電気物質ではないが盗電については財物とみなして窃盗罪を適用する(刑法245条)など。法律上は〈看做(みな)す〉という用語が使われる。
→関連項目血族

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android