擬人(読み)ぎじん

精選版 日本国語大辞典 「擬人」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐じん【擬人】

〘名〙
動植物事物など、人間でないものを人間になぞらえて表現すること。人間でないものを、人間のように見たてること。
※心頭語(1900‐01)〈森鴎外〉「仏教諸仏、基督教の神父など、皆擬人なるをもての故に」
法律で、人間でないものに、法律上の人格を与えること。また、その人格。法人
※法窓夜話(1916)〈穂積陳重〉六「国家及び法律を擬人して問を設け」

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デジタル大辞泉 「擬人」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐じん【擬人】

人間でないものを人間に見立てること。
人間でないものに対し、法律上の人格を与えること。
[類語]たとえ比喩形容象徴比況縮図たとえば直喩明喩隠喩暗喩諷喩・寓喩・提喩換喩・声喩・メタファーアレゴリー

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普及版 字通 「擬人」の読み・字形・画数・意味

【擬人】ぎじん

人になぞらえる。

字通「擬」の項目を見る

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