撃剣(読み)げきけん

精選版 日本国語大辞典 「撃剣」の意味・読み・例文・類語

げき‐けん【撃剣】

〘名〙 (「げっけん」とも) 刀剣、または竹刀木刀で身を守り、敵を討つ術。また、その稽古試合剣術剣道
読本椿説弓張月(1807‐11)残「撃剣(ゲキケン)槍法勇を奮って、堅(かたき)を破り、鋭(とき)を砕き」
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉三「霜の暁の撃剣、柔術夜中の競走登山などが盛に行はれ」 〔史記‐司馬相如伝〕

げっ‐けん ゲキ‥【撃剣】

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デジタル大辞泉 「撃剣」の意味・読み・例文・類語

げっ‐けん〔ゲキ‐〕【撃剣】

刀剣・木刀・竹刀しない相手うち自分を守る武術。剣術。げきけん。

げき‐けん【撃剣】

げっけん(撃剣)

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普及版 字通 「撃剣」の読み・字形・画数・意味

【撃剣】げきけん

剣術。〔史記、司馬相如伝〕少(わか)き時讀書を好み、劍を學ぶ。犬子と名(なづ)く。~相如(りんしやうじよ)の人と爲りをひ、名を相如と(あらた)む。

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世界大百科事典(旧版)内の撃剣の言及

【剣道】より

…平安時代から鎌倉時代ころは〈太刀打(たちうち)〉,室町時代後期から江戸時代初期にかけては〈兵法(ひようほう)〉が多く用いられたが,江戸時代は〈剣術〉が最も多く,ほかに〈剣法〉〈刀法〉〈剣技〉などの名称も用いられた。明治時代は〈撃剣(げつけん)〉が多く用いられるようになる。大正時代になって〈撃剣〉から〈剣道〉が中心になり,昭和に入ってからは〈剣道〉以外の名称はほとんど用いられなくなった。…

※「撃剣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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