搨本(読み)トウホン

デジタル大辞泉 「搨本」の意味・読み・例文・類語

とう‐ほん〔タフ‐〕【×搨本】

拓本たくほん

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精選版 日本国語大辞典 「搨本」の意味・読み・例文・類語

とう‐ほん タフ‥【搨本】

〘名〙 石碑などに刻んである文字を紙にうつしとったもの。また、それを本にしたもの。石摺(いしずり)拓本
※東巡録(1876)〈金井之恭〉一「県下各所の写真及び諸搨本を献ず」 〔宝章待訪録‐唐太師顔真卿乞米帖〕

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普及版 字通 「搨本」の読み・字形・画数・意味

【搨本】とう(たふ)ほん

本。また、拓本。〔隋唐嘉話、下〕太宗、秦王爲(た)りし日、搨本を見て喜し、乃ち貴價もて市(か)はんとせしも、大王(王羲之)の書せる亭、(つひ)に至らず。~武四年を以て秦府に入る。貞十年、乃ち十本を搨して、以て臣に賜ふ。じ、~昭陵に祕す。

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世界大百科事典(旧版)内の搨本の言及

【拓本】より

…搨本(とうほん)とも称し,日本では石摺(いしずり)ともいう。中国で石碑や銅器に刻された文字や図像を,特殊な方法で紙の上に直接写し出したもの,またその技法をもさす。…

※「搨本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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