損耗(読み)そんもう

精選版 日本国語大辞典 「損耗」の意味・読み・例文・類語

そん‐もう【損耗】

〘名〙 (「損耗(そんこう)」の慣用読み) へること。へらすこと。損失
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉八「さしても墓々しき取引もなく、次第に損耗(ソンマウ)のみ打続きつ」

そん‐こう ‥カウ【損耗】

〘名〙 =そんもう(損耗)〔南史‐傅縡伝〕

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デジタル大辞泉 「損耗」の意味・読み・例文・類語

そん‐もう【損耗】

[名](スル)《「そんこう」の慣用読み》使って減ること。また、減らすこと。消耗。「機械の損耗が甚だしい」「いたずらに体力を損耗する」
[類語]消耗減損痛む傷つく損ずる損傷毀損きそん汚損磨損腐る摩耗摩滅減摩減耗げんこう磨り減る磨り減らす減る減ずる減少目減り減らす約める低減半減累減逓減漸減急減激減縮減軽減削減減量減殺減衰

そん‐こう〔‐カウ〕【損耗】

[名](スル)そんもう(損耗)

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普及版 字通 「損耗」の読み・字形・画数・意味

【損耗】そんこう(かう)

へらす。〔漢書、東方朔伝〕今規(かぎ)りて以てと爲す。~上(かみ)は國家の用に乏しく、下は農桑の業を奪ひ、功をてて敗事に就き、五を損す。是れ其の不可なる、一なり。

字通「損」の項目を見る

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栄養・生化学辞典 「損耗」の解説

損耗

 消耗ともいう.るいそう(やせ)ともほぼ同じ意味に使う.異常にやせ細ること.

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