援助交際(読み)エンジョコウサイ

デジタル大辞泉 「援助交際」の意味・読み・例文・類語

えんじょ‐こうさい〔ヱンジヨカウサイ〕【援助交際】

金銭援助を伴う交際。主に未成年女子が行う売春をいう俗語援交
[類語]淫らな行為淫行買春売春淫する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「援助交際」の意味・わかりやすい解説

援助交際【えんじょこうさい】

女子中高生が〈援助交際〉という名のもとに行う売春行為。単にデートの相手をして金をもらう場合もある。テレホンクラブや伝言ダイヤル,ポケベル,携帯電話などが連絡に利用されることが多い。貧困が原因ではなく,小遣いがほしい,ブランド品を買いたいといった理由で簡単に売春が行われ,社会のモラルの低下が問題になっている。大阪府警では1997年1月から少女たちに〈売春防止法〉を適用することとし,東京都でも同年12月〈東京都青少年の健全な育成に関する条例〉を一部改正して〈買春(かいしゅん)等処罰規定〉を新たに設け,18歳未満の青少年を相手に買春を行った大人(18歳以上)は処罰されることになった。さらに1999年には〈児童買春・児童ポルノ禁止法〉が制定され,18歳未満の〈児童〉と性交または性交類似行為を行い,その対償として児童や保護者に金銭を与える買春を規制し,違反者には3年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されることになった。
→関連項目買売春

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