提灯持(読み)ちょうちんもち

精選版 日本国語大辞典 「提灯持」の意味・読み・例文・類語

ちょうちん‐もち チャウチン‥【提灯持】

〘名〙
夜道葬列などで、提灯を持って一行先頭に立つ役。また、その人。
石山本願寺日記‐証如上人日記・天文五年(1536)五月六日「願証寺葬送卯剋也〈略〉ちゃうちんもち四人は爰許坊主衆子共也」
他人手先に使われて、その人の長所を吹聴してまわったりすること。また、それをする人。
洒落本・箱まくら(1822)中「どふやら丁(テウ)ちんもちらしい」

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デジタル大辞泉 「提灯持」の意味・読み・例文・類語

ちょうちん‐もち〔チヤウチン‐〕【灯持(ち)】

夜道や葬列などで、提灯を持って先導する役。また、その人。
ある人の手先となってその人をほめてまわること。また、その人。

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