揉み錐(読み)もみぎり

世界大百科事典(旧版)内の揉み錐の言及

【錐】より

…先端が三つ又に分かれ,穿孔後,中心に小さなくぼみが残る三又錐の使用も古墳時代に始まり,石製品のくぼんだ部分などにその使用痕跡をとどめている。【佐原 眞】 木工具としての錐には,揉まずに突き通すだけの突錐(手錐),揉み錐,回転錐がある。両手で柄を揉む揉み錐は,錐穂の形によって四つ目,三つ目,壺,鼠歯,三つ又,剣先などの別がある。…

【火】より


[火と人類文化]
 人間は〈文化をもった動物〉といわれるが,火の使用は人間が文化をもつ動物へと進化を遂げるための不可欠の要素であった。火は家屋の中や周囲で料理,採暖,照明,防虫などに用いられたばかりではない。道具の発達との関連でも,火は実に多くの分野で活用された。木材加工では,生木の伐倒や丸木舟(カヌー)の削出しといった大規模な作業から,小は木材を曲げ,堅くし,鋭い先端部を作り出すといった工作に至るまで,火による加工は刃物による加工と並ぶ基本的な木工技術であった。…

※「揉み錐」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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