掻灯(読み)かきともし

精選版 日本国語大辞典 「掻灯」の意味・読み・例文・類語

かき‐ともし【掻灯】

※今鏡(1170)一「御殿油も奉らず侍りければ、いかにと尋ね給けるに、女官ども『うちに参りて、かきともしする人もなし』など聞き給に」

かい‐ともし【掻灯】

〘名〙 (「かきともし(掻灯)」の変化した語) 宮中でともした油火あかり
徒然草(1331頃)二三夜御殿(よるのおとど)のをば、『かいともしとうよ』などいふ、まためでたし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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